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個性やこだわりを爆発させたい‼ 店舗内装でDIYはアリ!?

長年の夢を実現し、ついにお店を出すことに…!

そんな時、お店の内装は自分でやりたい、という方もいらっしゃるかもしれません。

「細部までとことんこだわった、自分らしいお店にしたいから、可能な限りDIYで」

「運転資金のため、なるべく費用を抑えたいからなるべくDIY」

様々な理由からDIYに挑戦したいとお考えの方のために、特に工事や建築の経験や資格がない場合におすすめのDIYと、業者に依頼した方がよい部分とをご紹介いたします。

Contents

DYIは節約にはならない

DIYは開業費用の節約になり得るでしょうか。

いえ、仮にお店のすべての内装工事をDYIで済ましたとしても、必ずしも節約になるとは限りません。

例えば、DIYの経験があまりない場合、工事に使う素材の他、使用する工具を買いそろえることから必要になりますので、その分費用が発生します。

また、慣れない大工仕事で万一事故が起こってしまうと、ケガを負って医療費がかかることも。

この場合、ケガによって開業日を延期せざるを得ないケースもありえます。

資材の費用にしても、業者なら工事に必要な資材を独自の流通ルートでまとめて仕入れるなどしてコストを抑えられるので、個人で購入する場合より、安く抑えられることもあります。

最も気を付けなければならないのは、DIYで取り付けた棚などの設備が落下するなどし、お客様がケガを負ってしまう可能性です。

賠償費用や、責任の度合いによっては店舗を続けられなくなってしまうこともあるでしょう。

特に安全性が問われる部分の工事は、なるべく専門の業者に依頼した方がよいでしょう。

店舗内装はお店の「顔」なので、一番お金をかけるべきところ

お客様がインターネットなどでお店を選ぶとき、大きなポイントのひとつとなるのが店舗の内装の様子でしょう。

すてきな内装ならワクワクしますし、当然行ってみたくなります。

内装はいわばお店の「顔」。

そのため、内装には一番お金をかけるべきところと言えるでしょう。

よっぽどDIYの経験や腕がある場合はよいのですが、そうでもない、むしろ初めてということならお客様の心をつかむような仕上がりにはならない可能性があるので、専門の内装業者に依頼するのがおすすめです。

DYIするなら、床や壁のリフォーム作業がおすすめ

古い壁紙をはがして、新しいものに貼り替える作業には特に資格は不要です。

壁は、お客様がお店に入った時に最初に目にする部分でもあるので、DIYのし甲斐がある箇所。

敢えて壁紙をはらず、コンクリートむき出し状態にしてもシンプルでクールな印象になりますし、タイルをモザイク状に貼って個性を出すのも素敵ですね。

壁を塗装で仕上げる場合、壁紙を貼るより時間がかかります。

しかし、いまは様々な塗料が販売されており、工夫次第でとてもステキで個性的な壁に仕上げられるでしょう。

ご紹介したいのは、黒板塗料と呼ばれるもの。

これを壁一面に塗り、乾いたあとにはチョークでドローイングできるので、今流行りの黒板アートのような装飾ができます。

マグネット塗料というものもあり、こちらは乾くと磁石がくっつくので、いろんなマグネットで飾ることができます。

ただ一面を一般的な塗料で手塗りするだけでも、じゅうぶん味のある仕上がりになるでしょう。

とはいえ、壁はスペースも大きいですし、お客様の視界に最も入る部分ですので、失敗はできません。

DIYに自信が無い、経験が無い、という場合は、あまりお客様の目に触れない部分に留めて、あとは内装業者に依頼してしまう方が無難でしょう。

床のDIYは、クッションフロアやタイルシートを貼るなどの方法があります。

フローリング張替えのDIYに挑戦する場合は、床下地材にフローリング材を打ち付ける作業がなかなか難易度が高いので、そこは業者に頼んだ方がよいでしょう。

DIY作業には、ホームセンターを活用するのがおすすめ

塗料や工具などをひととおり購入するなら、便利なのはやはりホームセンター。

ほしい道具が揃っているだけでなく、やり方を具体的に説明してもらえたり、サンプルやパンフレットなどの資料も充実しているなど、とても便利です。

使ったことのない素材でDIYをする場合でも、仕上がり後の状態がわかるサンプルを見られっれば、完成するとどうなるかを具体的にイメージでき、助かりますよね。

さらに、ホームセンターでは大きな資材の運搬用に軽トラックを借りられることもありますので、相談してみましょう。

DIY作業の流れ

DIYしたい場合、できるところがどこになるのかを知るためにも、一度専門の内装工事業者に現場を見てもらうのがおすすめです。

まずは入念に打ち合わせを行い、全体的な工事内容を洗い出して業者と情報を共有するとよいでしょう。

見積もりを出してもらえれば、それをもとに業者に依頼する部分、DIYできそうな部分とに分けられ、作業計画を立てやすくなるでしょう。

DIYにかかる費用や期間をきちんと計画する

DIYで内装をお考えの場合は、費用や工事期間などについてしっかりと計画を立てるようにしましょう。

例えば、開店準備期間のうち何日間をDIYに使えるかを計画します。

DIY作業が思うように進まない可能性を考え、日数を少し多めに計画するなど、開店日に間に合うよう意識して決めるとよいでしょう。

また、かける予算もある程度決めておくのがおすすめです。

DIYにあまりにこだわってしまうと、素材を次々買い足すことになり、思わぬ予算オーバーになる可能性もあるためです。

予算は資材だけでなく工具にかける費用も必要です。

予算が具体的であれば、工具や素材選びもスムーズです。

場合によっては、内装業者に依頼した方が費用が抑えられることがあります。

ここは業者を入れる、この部分はDIYする、など分けて細かく計画を組むとよいでしょう。

こだわりたいところをDIYできると、大きな満足感を得られる

店内を彩るインテリアや家具を、業者に依頼せずに自分の足であちこちめぐって買いそろえるのもDIYのひとつです。

「味」を出すためにあえて汚してダメージ加工をするのもすてきですね。

たとえば業者が立てつけてくれた柱やドアを自分でペンキなどでレトロな感じに塗装したり、新品の床板を使い古されたような雰囲気になるよう自分でやすり掛けするなど、工夫次第でいろんな表現方法があります。

DIYすることでより愛着も沸きますし、大きな満足感を得られるでしょう。

DIYは、知識や経験が無いゆえの失敗と隣り合わせ

やはり工事の経験や知識は重要で、ときに思いがけない失敗をしてしまうことも。

例えば、床の張替えをDIYしたケース。

じゅうぶんに乾燥されていない木材を使ったが故に、カットしたあと予定の寸法より縮んでしまったという事例も。

このケースの場合、改めて木材を買い直す必要があり、結果的に予想以上のコストがかかってしまったそうです。

また、ウッドデッキをDIYしたケースでは、試行錯誤しながら板を組んだため、板にビスの孔をいくつも開けてしまい、無事完成はしたものの、無用なビスの孔がいくつも残って気になる仕上がりになったそうです。

また、床にペンキを塗るDIYでは、開店当日までじゅうぶんに乾燥が間に合わなかったというケースなど、失敗談は尽きません。

経験があまりない場合は特に、DIYにかける日数や道具や素材について調べたり、上記のような失敗談を参考にするなど、じゅうぶんすぎるくらいに行ってから実行した方がよいでしょう。

まとめ

店舗内装をDIYする場合は、まずDIYできるところと業者に頼んだ方がよいところとを洗い出しましょう。

水道やガスなどの配管は専門業者に依頼しましょう。

また、ドアや窓、柱、重さのある照明器具や棚のとりつけなど、建物の構造に関わる部分なども、業者に任せた方がよいでしょう。

DIYするのにおすすめなのは、壁や床にペンキを塗ったり、床材シートを貼るなどの作業です。

DIYにかけられる日にちを調べ、機材や資材などを揃えるなどじゅうぶんに計画と準備を行ってとりかかると、開店日までに完了できるでしょう。