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エステに美容室にネイルサロン! 人気のお店になれる店舗内装とは⁉

エステやネイルなど、サロンのお店はたくさんあります。

そんな中で人気店として認知されていくには、技術力の高さだけでなく、何度も行きたいと思わせる魅力ある内装にデザインすることも大事。

どんな点がポイントになってくるのか、ご一緒に見ていきましょう。

Contents

非日常的で居心地の良い空間

エステやネイル、そして美容室もそうですが、サロン系のお店にお客様から求められているものとは。

技術の高さはもう当たり前なのでここでは省きますが、なによりもリラックスできる、居心地の良い空間でしょう。

サロンでは、施術のためお客様の滞在時間が長くなりがちなので、特に居心地の良さにこだわったデザインが求められます。

中には、自分へのご褒美として来店するお客様も多いはず。

日常を忘れ、リラックスできる空間づくりを意識して、壁や天井、床の色味や間取りなどのレイアウトを考えるのがおすすめです。

特にネイルサロンでは、施術の間中、お客様はお店の内装を目にすることが多いでしょう。

施術中もお客様が退屈しないような内装にするなら、壁や床材にインパクトやメリハリをつけたり、家具などのインテリアにこだわるのもひとつのアイデア。

一方で、座り心地のよい椅子や、エステなら長い間横になっていても苦しくならない施術用のベッドを導入するなど、設備にもコストをかけた方がよいでしょう。

女性を意識した内装デザインを心掛ける

最近では、男性の美容意識も高まってきており、お肌の手入れやエステに通うという人が増えてきています。

それでも、エステやネイル、美容室に来店するお客様の半数以上はやはり女性。

そうなると、サロンの内装は、女性が癒しを感じられるようなタイプにした方が無難でしょう。

例えば、非日常感があって、居心地が良くリラックスできる空間になるようデザインする。

とはいえ、どんな空間に居心地の良さを感じるかは、人それぞれですよね。

おすすめは、ターゲットとなる客層を先に決めておくこと。

客層が決まれば、より内装デザインのコンセプトがしぼられます。

癒しを目的とするお客様をターゲットにするなら、リラックス感を追求したデザインに。

開放感を重視し、自然光、植物などの緑をキーワードにレイアウトを考えてみるとよいでしょう。

非日常的な豪華な気分を味わいたいお客様向けなら、リゾート感のある空間に。

インテリアにお金をかけたり、リゾートホテルを思わせる内装をデザインしてみるのも素敵ですね。

清潔感を出すには、水回り設備をきれいにする

特にエステサロンでは、施術によってはお客様は露出の多い格好になります。

安心して施術を受けていただくためにも、清潔感を重視した内装デザインにする方がよいでしょう。

例えば、洗面台やシャワールーム、トイレなどの水回り設備。

どんなに非日常感のあるゴージャスな設備を取り入れても、髪の毛がつまりやすかったり、汚れるとすぐ目立つような状態では、リピーターを獲得するのは難しそうです。

水回り設備の周りをシンプルにし、ホコリなどがたまりにくいよう備品を少なくする。

汚れが気にならないよう、照明を工夫する。

排水溝に目の粗いネットを貼り、ガラス玉などをうまく飾って、汚れなどに気付きにくくする。

女性にとって、清潔感はお店のイメージを大きく左右します。

壁や床の色味をさわやかなものにするだけでも清潔感が出るので、いろいろ工夫してみましょう。

なお、シャワー室をつくる場合は、濡れた足でも滑りにくい床にするなど注意した方がよいでしょう。

個室空間をつくる

施術中のお客様はリラックスすることに集中したいもの。

そのため、他のお客様の視線が気にならないよう、仕切りを設けて個室空間にするのもおすすめです。

施術中にお客様とたくさん会話したい、という場合は、他のお客様に会話が漏れ聞こえないような配慮をした方がよいでしょう。

お客様によっては、施術中に隣の個室から会話が延々と聞こえてくると、不快に感じる方もいるでしょう。

防音には、壁や仕切りなどでしっかり区切るのが適切ですが、カーテンや厚めの布などで仕切る方法もあります。

布で仕切る場合は、個室を多めに設け、同時に複数のお客様を施術するときには隣り合う個室は使用しないようにする、あるいは完全予約制にして、複数のお客様を同時に施術しないようにする、などの工夫するとよいでしょう。

アジアンやエスニック風の内装にするなら、壁で仕切るよりもむしろ布で個室空間をつくる方が雰囲気のある空間になりそうですね。

ナチュラル志向のサロンなら、布やウッド素材を多く取り入れ、各個室に観葉植物をレイアウトすると、個室内の雰囲気づくりに役立つでしょう。

内装はお店の「顔」。しかし、内装工事費用を節約したい場合

お店の内装は、開業費の中で最も費用がかかる部分でもあります。

実際、人気サロンに共通して言えるのは、内装がとにかく凝っていること。

サロンに通うお客様は、施術を受けてきれいになること以外に、日常を忘れてリラックスしたい、とも考えています。

そのため、内装が余りにも貧層だと、施術がどんなに良くてもお客様はじゅうぶんに満足できず、「もう一度来たい」とは思ってくれないでしょう。

しかし、開業費全体を抑えるため、内装費用をなんとか抑えたいと考えるオーナー様もいらっしゃいます。

その場合、おすすめしないのが、工事範囲を狭めたり、素材を安いものにしてしまうこと。

こうするとお店のクオリティが明らかに下がってしまい、せっかく来店したお客様をがっかりさせてしまいかねませんので避けた方がよいでしょう。

ではどうすればよいのでしょうか。

内装費用を抑えるためのおすすめとして、費用が高い順に3つご紹介します。

まずは、居抜き物件を選ぶこと。

居抜き物件では、前のテナントが使用していた空調や照明などの基本的な設備がそのまま使えることがあり、スケルトンや新築物件よりも内装工事費用をかなり抑えられるでしょう。

ただ、設備が故障していると、修理費なり撤去費用なりがかかってしまうため、物件を見に行くときは予め内装工事業者に同行してもらうほうが安心です。

ふたつめは、マンションを一部屋借りて、エステやネイルサロンとして開業する方法。

この場合、壁紙張替えなどはDIYすることもできるので、内装費用をかなり抑えることができるでしょう。

自宅の一室で開業する場合も同様です。

最後に、間借りする方法。

例えば、既存の美容室に間借りしてエステサロンを開業する、同じく既存のエステサロンに間借りしてネイルサロンを開くというケースですね。

これなら、内装工事は特に不要でしょう。

このように、お店の形態によって、内装工事にかかる費用は大きく変わります。

内装工事の費用を抑えられれば、その分、設備やインテリアにお金をかけられますね。

たとえ内装工事費を抑えたとしても、テーブルやソファにこだわり、壁にアートを飾るなど、小物でアクセントをつけるなどすればデザイン性の高いお店になります。

しかし、主張が強すぎる小物を取り入れると悪目立ちし、店内の雰囲気を壊す可能性があるので気を付けたいところ。

設備はその後のメンテナンスを考えて、キズが目立たない、かんたんに掃除しやすい素材のものを選ぶのもおすすめです。

そして、お店のコンセプトをしっかり持って、統一感のあるデザインになるよう心がけましょう。

さらなる特別感を出すには、五感を刺激する演出を

リピーターを獲得するには、「また来たい」と思っていただかなければなりません。

そのためには、技術を磨いてお客様に満足のいく施術を行うだけでなく、居心地の良いお店であることを強く印象付けるのがおすすめです。

店内の内装デザインに加えて、お店に一歩踏み入れたときから非日常を味わえるような一工夫を考えてみるのもよいですね。

待合室の照明を少し落としたり、間接照明をうまく利用して非日常的な雰囲気づくりをしてみる。

逆に、自然光を多く取り入れるなど店内を明るめにし、床や壁の一部にアクセントとして鮮やかな色を取り入れ、モダンな雰囲気づくりをしてみるのもおすすめです。

ほかにも、アロマを焚いたり、心地の良い音楽をBGMとして流しておくなど、五感を刺激する仕掛けも有効です。

さらに、待合室の内装を工夫し、施術の順番を待つ間にお客様がSNSに投稿したくなるような空間にデザインすると、集客率のアップが期待できるでしょう。

まとめ

お客様に「また来たい」と思っていただけるようなサロン店にするには、非日常感があり、居心地のよい空間になるようデザインするのがおすすめです。

ネイルサロンでは、施術の間お客様は店内をよく見ることが予想されるので、インテリアや壁、床にアクセントのあるデザインなどもよいですね。

エステサロンでは、露出の多い格好になることが多いので、全体的に清潔感のあるデザインが求められます。

いずれの場合も、お客様の滞在時間が長いことを考え、座り心地のよい椅子や施術用のベッドなど、設備にもコストをかける方がよいでしょう。