Topics

NEWS

美容室をオシャレにしたい! 店舗内装デザインのポイントはここ!

 ヘアスタイルにいつも気を配っている人は、毎月でも美容室を利用します。

お客様の「行きつけ」の美容室になるためには、やっぱり内装がオシャレじゃないと!

内装は、イメージを少しでも決めてから業者に相談する方が何かとスムーズにすすみます。

内装デザインを考える上でポイントになってくるのはどんなことか、ご一緒に見ていきましょう。

Contents

お店のコンセプトと、どんなお客様をターゲットとするかを決める

内装デザインをイメージするには、まずはターゲットとなるお客様を考えるとよいでしょう。

性別や年齢層のほか、高級路線なのかカジュアルにするかなど、どんどんノートなどに書き出していきましょう。

そうすることで、客層が自然と具体的にしぼられていきます。

書き出すことで考えがまとまるだけでなく、内装デザインの方向性が決まってポイントになる点も明確になります。

さらに業者ともイメージを共有しやすくなるなど、何かと活用できるのでおすすめです。

コンセプトが具体的になってきたら、それに合わせた雑貨やインテリアにこだわりながら美容室をデザインしていくとよいでしょう。

すてきだと思ったお店を参考にする

雑誌やネットで自分のイメージに合ったお店の内装を調べて参考にするのも良いですね。

美容室に限らず、カフェなどほかの業種のお店の内装も見ていくのがおすすめ。

もちろん、他店のデザインをまるごと真似るのは絶対にダメです。

そうではなく、どんな点が気に入ったか、何をオシャレだなと感じたかなどをノートに書き出して、雰囲気を参考にする程度にしておくとよいでしょう。

スタッフやお客様の動線を考慮する

美容室は、施術の過程でどうしても、カット場やシャンプー台への移動が発生します。

そのため、お客様にもスタッフにも移動しやすいよう、それぞれの設備を配置することが重要になります。

人の流れが滞ってしまうと、お客様をお待たせすることにつながりかねません。

スムーズに移動しやすい導線を確保すれば、より快適な空間を生み出すでしょう。

掃除をしやすいなど、機能性を重視する

美容室では、お客様を一人対応するたび、カットした髪が床に溜まります。

そのため、お掃除のしやすさも内装デザインでは重要でしょう。

お客様は、美容室に清潔な環境を求めているもの。

落ちた髪をさっとまとめて掃き出せるように床の凸凹を極力なくしたり、汚れがつきにくい、残りにくい材質を使う、あるいは目立ちにくい色味の床にするなどの工夫も考えてみるとよいでしょう。

非日常性か、リラックスか

美容院に来るお客様は、カットやヘアケアなどのサービスのほか、非日常や癒しを求めていることがあります。

自分をきれいにするためにわざわざ美容室に出かけることを考えると、「変化」を求めるお客様に対し、お店には日常から分離された雰囲気を演出するようにすると、お客様は何度でも来店したいと考えるようになるでしょう。

あまりにアットホームな雰囲気を追求してしまうのは避けた方がよいかもしれません。

配色や照明も、お店の雰囲気を演出するアイテム。

店内の照明を明るい色で統一する、または照明をオレンジがかった電球色にしてリラックスできる空間にするなど、様々な演出が考えられます。

カット場は作業がスムーズに行えるように昼白色を配し、シャンプー台エリアは電球色にするといったように、機能を優先して照明を使い分けするのもおすすめです。

また、施術途中の姿を他のお客様から見えにくいよう、間仕切りを設けて個室風にレイアウトしたり、椅子同士の間隔を少し広めにとるなど、お客様の快適さを追求することも大切です。

観葉植物も、非日常を演出したり、リラックス効果があります。

ポイントとして取り入れるのも素敵ですし、たくさん取り入れてよりナチュラル系な雰囲気をつくってみるのもよいですね。

設備などアイテムの配色を考える。色でアクセントをつけてみるのもよし

壁紙や床の色、また椅子などの設備の色も、お店のコンセプトつくりでは重要なポイント。

色相やトーンのバランスを考え、それぞれのアイテムが主張しすぎないように注意するとよいでしょう。

ただ、SNSが発達した昨今では、店内にアクセントとなるような仕掛けがあった方がよいアピールポイントになるでしょう。

統一感やバランスを重視しすぎると、お客様の記憶に残りにくい印象のお店になるかもしれません。

例えば、敢えて店内の一角に“映える”ポイントをつくってみるのもよいアイデアです。

ヘアスタイル完成後の姿を、お客様が自分でスマホなどで撮れるような撮影コーナーを設けてみるなどはいかがでしょうか。

背景が素敵になるよう、その一角だけインテリアにこだわってみるなど工夫すれば、SNSなどを通じてお店が話題になることが期待できるでしょう。

統一感のあるデザインをこころがける

気に入ったものを際限なく取り込もうとすると、店内の空間に統一感がなくなってしまう可能性があります。

例えば、それぞれ特徴が違うアイテムをどんどん配置すると、ちぐはぐで混沌とした雰囲気に仕上がってしまうので注意が必要です。

まとまりのない装飾がされた店内では、せっかく来店してくれたお客様にとって、そこはもう快適な空間とは言えないでしょう。

どんなコンセプトを意識しているかをお客様に感じ取ってもらえるよう、統一感のある内装デザインを心掛けるようにしましょう。

ナチュラルテイストなら、木のぬくもりを感じさせる内装を

ここからは、系統別にポイントが異なる内装デザインの例をご紹介します。

ナチュラルテイストの落ち着いた雰囲気のある内装にするなら、木の温もりなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。

椅子やテーブル、床などに、木材が多く使われた素材を使う。

さらに観葉植物やドライリースなどを適度に取り入れ、配色もブラウン系やグリーンでまとめるとナチュラル感のある空間に仕上がるでしょう。

その美容室が都会にあれば、店内のナチュラルさが一層引き立ちます。

郊外などもともと自然豊かな環境でお店をナチュラルテイストの内装にする場合は、お客様は環境に配慮したとてもエコな美容室だと感じるでしょう。

男性客も入りやすい、シンプルでスタイリッシュなテイストを目指す

白を基調に、装飾を抑えたシンプルな内装にすると、都会的でスタイリッシュな雰囲気になります。

コンクリートを多用し、インテリアは極力すっきりしたデザインのものを選ぶ。

椅子は丸みや曲線のあるタイプにすると、それが柔らかみのあるよいアクセントになります。

椅子や鏡などの設備をきれいに左右対称になるようずらりと配置すると、より洗練された印象になります。

シンプルな内装には、店内全体をクールに見せるだけでなく、男性客も気軽に入りやすくなる効果が期待できるでしょう。

高級感のあるテイストなら、素材や照明を工夫する

高級感を追求するなら、椅子や鏡などの設備にはこだわった方がよいでしょう。

しかし予算の関係で難しいという場合は、照明の使い方などを工夫してみてはいかがでしょうか。

黒などダーク系の色には、高級感や重厚感のある雰囲気をつくる効果があります。

壁や床にダーク系の色を採用し、間接照明を採用するなど店内をあえて少し暗めにする。

そして、各席に設けられた鏡の後ろに照明を設置して、席に座るお客様を柔らかな光が照らすように工夫すると、上品で落ち着いた雰囲気を作り出せるでしょう。

あるいは、店内を白を基調に明るい雰囲気にし、窓を大きくとり、観葉植物をふんだんに取り入れてインテリアにもこだわるようにすれば、リゾートホテルのような雰囲気に仕上がるでしょう。

黒がよいアクセントになる、インダストリアルなテイスト

インダストリアルとは「工業的な」という意味。

壁や床にコンクリートを使用し、一方で椅子やテーブル、鏡などの設備に黒が基調のアイアン(鉄)が使われたものを取り入れるデザインにすると、全体的に無機質でクールな印象に仕上がります。

さらに、天井を高めにし、あえてスケルトンにすれば、配線や配管がむき出しになり、工場のような雰囲気になります。

インダストリアルなテイストの内装は、女性客だけでなく男性客にも入りやすい効果が期待できるでしょう。

もう少し柔らかい雰囲気を出したい場合には、レザー素材のある椅子、テーブルには木目調のものを採用してみると、よいアクセントになります。

まとめ

美容室の内装デザインを考える上では、まずどんな客層をターゲットにするかを考えるのがおすすめです。

若い人に気軽に入ってもらう美容室ならカジュアルな雰囲気のデザインを、高級路線を追求するなら、リゾートホテルのようなゴージャスな内装を、といった感じでイメージし、アイデアをノートなどに書き出して考えをまとめていくとよいでしょう。

ネットなどで気に入った内装のお店をチェックし、どんな点に惹かれたかポイントを書き出し、雰囲気などを参考にするのもよいでしょう。

ただ、デザインする上でお客様やスタッフの導線を意識したレイアウトを心けるのも大切です。

また、お掃除しやすい、汚れが目立たないなどの機能的な点も加味して考えるのがおすすめです。